看護師渡邉 千里
富山大学 医学部 看護学科 卒
クライシスケア病棟では精神疾患だけでなく、アルコール依存症、発達障害、など症状も様々。年齢層も幅広く、様々な障害をお持ちの患者さまの支援をしていく仕事です。
患者さまの病状にもよりますが、言葉一つで患者さまがどのように思われるかわからないため、言葉一つにも気を付けて患者さまの立場に立ってコミュニケーションに気を配っています。患者さまから信頼していただき、よりよい関係を築けたときはとても嬉しいです。クライシスケア病棟では入院期間は3か月を目途に治療が行われます。それを目標に患者さまのお手伝いをしていきます。退院されてからの家族との生活、家族含めてのケアについても、サポートしていきます。高齢者の方であれば、外来通院や、訪問看護、デイケアなどのサービスを通して、退院後の生活もサポートしていきます。
あまり胸の内を話さない患者さまもいらっしゃる中で、日々接することで信頼関係が築け、胸の内を打ち明けてくれたときは嬉しいです。「渡邉さんが受け持ち看護師さんで良かった。」「渡邉さんに話したら気持ち楽になる。」「いつもありがとう。」と言われることは、この仕事をしていてよかったなと思う瞬間です。また、退院後に外来などで患者さまとお会いするときに、元気そうに、社会復帰しておられることを教えてくださったりするときはとても嬉しいです。
患者さまは精神状態が混乱することで不安定な状態になるときがあります。どうしたら安定していただけるのか、患者さまによって声をかける内容を工夫して対応するように心がけています。まずは職場のスタッフに助けてもらいながら、先輩看護師の様子を見て日々少しずつ学んでいきます。
もともと精神科に興味があり、見学をしたうえで当院の特色を知り、良い病院だと思いました。
他の病院だと入院しても短期で退院することが多いですが、当院では長期的に患者さまと関わることで患者さまの状態をよく知り、退院後の支援も充実しています。患者さまと深くかかわれることは他の病院ではできないことで、当院ならでは。ご家族が納得のいくように面談を重ね、退院後のサポートまでできるのが強みです。
自分が本当にしたいことは何かをよく考え、職場見学を通じて、働く雰囲気をみてください。いろいろな職場それぞれに特色や雰囲気があるので、これらの違いを踏まえたうえで就職先を決めてほしいです。自分の経験では、「自分に合っている仕事か」、「自分のやりたい仕事か」で悩んでいる人がいたら、自分のやりたい仕事を選ぶように伝えたいです。
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